【リヤド＝木南友輔】クリソベリル（牡4、音無）でサウジC（ダート1800メートル、29日＝キングアブドゥルアジーズ競馬場）に挑む音無師が27日、共同会見（プレスカンファレンス）に出席し、会見終了後は日本のメディアの取材に応じた。レースを翌々日に控え、日本のダート王が勝負の2日前（3ハロン）追いで態勢を整えた。
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「（追い切りの評価は）中1日で追うことは栗東でも滅多にしないことです。輸送で馬体重が20キロ減って、元気が出るまで追い切りは控えよう、と。火曜の予定だったのを、水曜もやめて、木曜まで待ちました」。
「今日やったことで、追い切り後は馬体のハリも出ています。今朝は見た目にもすごい動きだった。最後（1ハロン）は11秒9、その前（1ハロン）も11秒9。GPSの数字で、最初は14秒台で入っています。ちょうどいい調教ができました。理想的だったと思います」。
「（騎乗したスミヨンの評価は）本人も良かったと言っていました。枠順も行く馬が内にいるからいい、と。（正式に鞍上スミヨンが決まったのは）日本を出発する日、僕が飛行機に乗る前に連絡がありました。ずっと乗ってくれるようにオファーは出していたんですけど、こちらでどうこうできる騎手ではありませんから」。
「クリソベリルは、芝は走っていませんけど、芝も走れる馬だと思っています。そういう馬だから、馬場を苦にせず、この馬場もこなせると思っています。おっしゃるとおり、これまで6戦6勝で負けていません。負けるとすれば、ここかなという気もするけど、7連勝の可能性もあると思っています」。
「（闘争心のある馬という印象だが）好位差しが一番合っているのかな。行く馬がいたら、それを見て競馬ができる。馬体重的には出走馬の中でも一番じゃないかと思うんですが、クリソベリルはしなやかでバネがある。スタートしてスッと好位につけて流れに乗るのが理想かなと思います」。
「（先週フェブラリーSがあったのにこのレースができて日本の馬のローテは変わるのか？）2頭しか選ばれませんからなかなかきついです。（サウジCは）どの馬にもチャンスがあるわけじゃないですから。そういう馬を管理することができて、もし、また選ばれれば来たいと思います。このレースの後はドバイへ行く予定です」。
「（勝てば特別な瞬間になるが）事実上、世界一になると思いますが、そのことはあまり考えてなかったです。馬をいい状態に持っていくことに必死です。もちろん、そうなればうれしいし、天にも昇る気持ちだと思います」。
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February 27, 2020 at 08:08PM
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