(左から)高須光聖、鵜飼佑さん
◆小中高生のプログラミング教育が必修に
鵜飼:プログラミング教育が、2020年の4月から必修になるんですよ。小学校から順次。これはすごい話です。
高須:時代が変わりますよね。
鵜飼:自分の母国で、大きな波というかチャンスって、人生でそんなにないと思うんですよ。なので、文部科学省に入ったんです。
高須:文科省に入って、大変だったことはありますか?
鵜飼:いろいろありますよ。日本には約3万5,000の小中高の学校があるのですが、どんな場所でも均一の教育を受けることができますよね。これって、実はすごいことなんですよね。一方で、ちょっと何かを変えようとなるとすごく大変でして。
高須:みんなが同じだから、足並みを揃えるのが難しい。
鵜飼:国の仕組みを変えるっていうのは大変でしたね。あとは、日本の組織で働くのがはじめての経験だったっていうのもありました。
高須:海外特有のパッションを受け入れてもらえなかったりした?
鵜飼:それがですね、役人の人はけっこう個人の裁量を持っていたんですよ。“全部決まっていることをこなしていく”というイメージを持たれがちなんですが、個々人の力量やパッションで、仕事や事業のクオリティーはかなり違っていましたね。
高須:「この人なら引っ張っていけるだろうな」っていうのがあるんですね。
(中略)
高須:プログラミング教育のチームは、あらためて作られたものなのでしょうか。
鵜飼:民間人が4名、文科省の人間が4名、合計8名のチームを組みました。
高須:なるほど。8名でプログラミング教育を考えていくんですね。やってみてよかったことは何ですか?
鵜飼:“プログラミング教育”自体が新しい分野なので「何を教えればいいの?」「何のために教えるの?」からのスタートだったんですね。プログラミングを授業で受けた大人は、今までいなかったわけですからね(笑)。
高須:そうだよねえ。教育の段階がわからないものね。
鵜飼:そうなんですよ。教育のゴールを間違わない方向に持っていかないといけなくて。それをチーム一丸で頑張れたのはよかったですね。
◆どんな科目にもプログラミングを
鵜飼:プログラミングを教えるにあたって、細かい知識を小学生に学ばせるということは、ほとんど価値がないことだと私は思っていて。プログラミングを体験して、「楽しかったよね」とか「こんなことができるんだ」って思ってもらいたいですね。
高須:どういったことを体験させるのですか?
鵜飼:4月からは、どの科目でもプログラミングを導入してもいいんですよ。プログラミング自体が科目じゃないので。たとえば、算数の授業で多角形を書くときに、プログラミングを活用してみる。理科の授業で、センサー付きの照明をプログラミングを使って作成してみる。そういったことでプログラミングを導入します。
高須:どんな科目でもプログラミングを使っていいんだ。
鵜飼:今挙げた2つは、文科省で推奨している教育ですね。「何の授業でもプログラミングを使っていいよ」っていうのは「プログラミングで何をやればいいの?」の裏返しでもあるので。なので、チームで教育例を作りました。
◆プログラミングが好きな子どもは…
高須:告知したいことは何かありますか?
鵜飼:「未踏ジュニア」の話をさせてください。17歳以下の小中高生に対して、開発を学ぶ環境を提供します。50万円の資金とメンター(助言者)がついて、「面白いものをなんでも作っていいよ」と、子どもたちの開発をサポートします。
2020年で5年目になるんですけれど、現在参加者を募集中でして、4月4日(土)が締め切りです。大人があーしろこーしろって口を挟むものではなくて、子どもがしたいことをサポートします。「自分は未踏ジュニアの資金と人脈を使ってこういうことがしたい」という、提案書を出してほしいです。自分の周りでプログラミングが好きな子どもがいたら、応募してもらえると嬉しいです。
高須:すばらしいですね。
<番組概要>
番組名:空想メディア
放送日時:毎週日曜 25:00~25:29
パーソナリティ:高須光聖
番組公式Facebook:https://ift.tt/2l5MMEL
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March 29, 2020 at 09:40AM
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